こんばんは、蓬莱です!
50倍チョコボール。大学生協にこんな禍々しい商品が置いてありました。どうやら、チョコボールが発売から50周年を迎えたため、このような商品を売り出したようです。
珍しく商品レビュー的な記事になりますが、さっそく見ていきましょう。これだけでは大きさが分かりにくいので、次の画像で普通のチョコボールと比較したものを載せますね。
チョコボールの50周年
50倍の箱と普通の箱の比較!
どうぞご覧ください。50倍の名にふさわしい大きさです(迫真)
通常の物と並べると一目瞭然ですね。これは期待が持てます。
余談ですが、これ1つで540円もしました(小並)
「50倍だから定価500円でいいか!」という適当な値段設定が目に見えます。1ヶ月1万円生活をしていた身にとっては、とても大きなお買い物に思えますね。
…これだけ支払ってネタにもならないようだったら、怒りますよ?
個装された50倍チョコボールさん!
おぉ…んーー?
最初はその大きさに驚きましたが、少し冷静になって考えてみました。これって本当に50倍あるのか? と。
腐っても理系な蓬莱さん。理系ならばしっかり50倍あるのか検証してみたいものですよね。万が一50倍じゃなかったら、ブロガーとしてクレームをいれなければなりませんし。
体積を測る
定規を使って計測し始めた畜生(確定)
こういのが理系の良くないところです。見た目が50倍に見えないことから、すぐに体積の計算をし始めました。ご覧の通り、普通のチョコボールが直径1.5cm、50倍チョコボールが直径5cmくらいです。
直径の時点でなんとなく50倍はないような気がしますがどうでしょう? 自分は球の公式を忘れたので、Keisan様の「球の体積計算ツール」を使用しますね(理系失格)
結果は、普通のチョコボールが1.77(cm^3)、50倍チョコボールが65.45(cm^3)という結果になりました。65.45÷1.77を計算して倍率を求めますと、なんと37倍しかないことになります。
どういうことなのでしょうか。これは訴訟物ですよ! 50周年というめでたき時期に、こんな紛い物を出していいのでしょうか!
まったく、このう〇こボールを作っているのはどこのメーカーだ? 明治か、ロッテか?
あ、森永の畜生か!! 許さんぞ!
重さで測ってみる
地盤実験室の高性能測定器!
ついにこれを持ち出す時がきましたね。小数点4桁まで測ることができる、高性能測定器を使って、重さを比較したいと思います。
体積だけでクレームを入れて、森永畜生の担当者から「あぁ、それ重さで50倍っすよ^^」なんて言われたら、たまったものじゃありません。
研究においても、多角的な視点から考察することが大切です!僕はいたって冷静にクレームを入れていきますよ。
シャーレの重さは約14.3グラム
大学の機械ですから、直にチョコボールを乗せるのはよくありません。
ここでは、シャーレ(お皿っぽいもの)に乗せて測りたいと思います。画像の通り、シャーレの重さはだいたい14.28グラムのようですね。
普通のチョコボールの重さは約1.7グラム!
チョコボールとシャーレの重さが15.96グラムなので、チョコボールは1.68グラムですね。ということは、50倍チョコボールの重さは1.68×50で84.0グラムはないと困るわけです。
でも不思議なことに、蓬莱さんはどう見積もっても80グラムあるようには思えないのです。高校生時代にたくさんハムスターを飼っていた経験から、200グラムまでの重さ計測には自信があるのです。もうこれは訴訟決定ですね。
念には念を入れて、第3者の意見を聞くために後輩のktjmを召喚してみました。研究でも主観を入れてしまってはいけないのですよ!
ktjm「あ…(察し) これは80グラムないですね」
さすがは元フェンシング部のktjmさん。重さを予想することに関しては、人並み以上に自信があるようです。50グラムくらいしかないっすよと、最後に力強い一言までいただきました。
さて、お待たせしました。結果は分かり切っていますが、チョコボールを乗せてみましょう。
50倍チョコボールの重さ(84g)、シャーレの重さ(14g)で98gという数字を見せてほしいですね。
!!?
……
103グラムですか。袋の重さを除けばチョコボールは84グラムくらいですね…。
……
やっぱ、さすがは森永様やな! 明治やロッテとは格が違う(掌返し)
いやぁ、ktjmさんはどうかしらないけど、僕は最後まで信じていましたよ。やっぱ森永様はやることが違う! しっかりやることはやってくれる! 森永万歳!
食べてみた感想
【結果】貫禄の50倍!
重さでは50倍であることが証明されましたね。森永様の日ごろからの努力を感じた次第です。この記事で少しばかり馬鹿にしてしまったこと、深くお詫びお申し上げます。
さて。変な疑いが晴れましたので、心おきなくいただけそうです。記事では言及していませんでしたが、チョコボールって本当においしいですよね。不純物が混ざっていないマイルドなチョコレートに、コロっとしたピーナツが入っている。ホント、人気が出ないわけがない商品ですよ。
こんな大きなものはかじって食べるしかなく、横からガリガリと食べてみました。味や触感としては、クランキーチョコレートみたいな感じでしょうか。パフとチョコが入り混じっておいしいです。
…ん? パフだと?
チョコにパフを入れるという改悪(迫真)
ここにきてチョコボールの改変を加えてきました。普通のチョコボールにパフが入っていたか? 入っていないだろ、おい!!
はぁ、もうつっかえ。
結局は森永畜生の50倍う○こボールだったって、はっきりわかんだね(確信)
最後に
最後の最後で満足しなかったという結論で終わってしまいました。せっかく他ブロガー様を見習って良いレビュー記事を作ろうと思ったのに、いつもの蓬莱さんの記事に落ち着いてしまいましたね。
チョコが完全にクランキーチョコレートと化していたのは、割と残念でした。森永さん、でかくするならオリジナルのままでかくしてくださいよ…(懇願)
このう○こボールに500円も出したのはなかなか痛いですが、しっかりしたネタ記事を書けたという点では、満足いく商品だったと言えるかもしれませんね。