こんばんは、蓬莱です!
突然の宣言、失礼いたします。蓬莱さんは筋金入りのロリコンです。同人誌でもロリものはよく読みますし、現実でも中学生くらいなら行けちゃいそうな変態さんです(案件)
蓬莱さんのような小さな少女が好きな大人は、ロリコンであるという認識が今では根付いています。2017年において、ロリコンは一応の市民権を獲得しつつありますよね(妄想)。
今でこそメジャーな性癖となったロリコン。果たしてその概念はいつからブレイクしたのでしょうか。
この度、お盆休みと言う休暇を手に入れたことから、その疑問がついに記事になってしまいました。ネットからデータを収集し、いろいろ類推する記事になります。結構考えつくした記事なので、暇なときぜひお読みくださいませ!
ロリコンはいつ増えたのか?
ロリ作品は2005年以降増え続けている。
wikipedia(ロリータ・コンプレックス)によりますと、ロリコンのブームは1980年代が始まりのようです。こんな昔から、すでに少女たちの未熟な魅力に気が付いていた大人たちがいたのですね。我ながら尊敬してしまいます(意味深)
しかし歴史にはこのように書かれていても、当時では本当にロリコンというワードが流行っていたのでしょうか? 自分が生きていた2000年~2010年の間でさえ、ロリコンというワードが定着していたか疑問です。
自分以外にも、この疑問を解消したいと思う方がいるはずです。ブロガーとして、しっかり調査することにしましたよ!
調査の方針
どうやってロリコンの増加数なんて見ていくのでしょうか? 方法については、以下にやり方を列挙しておきます。…もちろん、これで合っているのか分かりせんけどね(苦笑)
- イラストコミュニケーションサイト pixivのデータを用いる
pixivを活用します。pixivとは、誰でもイラストが投稿できるサイトです。
そのpixivから全イラスト投稿数と、ロリタグのついたイラスト投稿数を調べ上げます。その2つを期間別に比べることで、ロリコンの増加率を求めるという手法を取ります。
どういうことか、まったく分かりませんね? 例えばこちらをご覧ください。
- 2008年:全イラスト10000枚 ロリイラスト1000枚
- 2009年:全イラスト20000枚 ロリイラスト4000枚
この場合ですと、2008年ではロリイラストの割合は(1000÷10000)*100で10%、2009年では(4000÷20000)*100で20%になります。つまり、2009年の方がロリ作品が多く投稿されていることが読み取れます。
このようにすべてのイラスト投稿数とロリタグのついたイラストの比率をとることで、ロリ絵の増加数を調べることができます。
あくまで”割合”での判断になりますが、今回の調査ではこれで十分でしょう。
イラスト投稿数を比較対象にする理由
蓬莱さんが模写した「エロマンガ先生」沙霧さん
絵を描く人は、多かれ少なかれ流行にのる傾向があります。2017年で見れば「メイドラゴン」のカンナや、「エロマンガ先生」の沙霧を多くの絵師が描いていました。
それらのアニメは間違いなく人気作品です。絵を見る人たちにとっても、絵師さんにぜひ描いてほしいと期待されるイラストであると思います。自分もエロマンガ先生を模写していますが、「まぁ無難にこれを描いておけば正解だろう」という気持ちが、少なからずありました。
つまり、投稿されているイラストは、少なからず世間の期待するものを指し示していると考えられます。ロリイラストの投稿数が増えていれば、多くの方がロリイラストを期待していることになり、世間の趣向がロリ作品に傾きつつあるということが推測できるのです。
読者の期待や趣向にあった絵を描いてこそ、好まれる可能性が高まります。この流行性はなかなかにタブーな話ですが、絵師は避けて通れない問題です。
この前提を頭に入れ、イラスト投稿数におけるロリ作品の割合を調べていきます。
追記:結構ガバガバな前提ですが、どうか暖かく見守ってください。売れたアニメなどで統計を取っても、面白かったかもしれません。
用いるデータ
それでは、くだらない解析に入りましょう。
まずはpixivで集めてきた基礎データをお見せします。これらのデータをプログラムにて解析します。
種類は「イラスト累計投稿数」、「登録ユーザー数」、「期間別のオリジナルタグがついたイラスト」です。
イラスト累計投稿数
pixiv公式サイトでは、イラスト投稿数○○万枚達成などの記念日を報告しています。参考サイトにデータがありますので、お時間があればご覧ください。
参考サイト:イラスト/漫画の累計作品投稿数が2500万枚を突破
画像はそれらのデータを図にプロットしたものです。サービス開始から時を重ねるにつれ、日別の作品投稿数が徐々に増加しているのが分かります。
残念ながら、webに載せられている達成日は2500万枚までであり、それ以降のイラスト投稿数は分かりません。2012年までのデータしかなく、それ以降のデータは一切ないことになります。
ユーザー数について
登録ユーザー数についてのデータです。同公式サイトに、ユーザー数1000万人までの記録が報告されています。
参考サイト:pixivのユーザー数が1000万人を突破
画像はそれらのデータを図にプロットしたものです。右図はすべてのデータをプロットしたものになります。2500日分(約7年分)のデータまでありますね。
左図は、イラスト累計投稿数のデータまで縮小した図です。イラスト累計投稿数のデータと見比べやすいように、作成しておきました。
こちらはイラスト枚数とは違い、2014年2月までのデータが蓄積されています。
オリジナルタグのイラスト数
最後に、オリジナルタグのついたイラストをまとめたものを紹介します。
こちらは自分で調べることのできるデータになりますので、サービス開始日(2007年9月10日)~2017年3月7日までのデータを全て調べ上げました。
pixivのURLに、上記のように調べたいワードと期間の指定をすれば、その期間にどれだけのイラストが投稿されたのか調べることができます。
オリジナルタグの集計をしたのは、データに波がないことが理由になります。
その有用性を、東方タグを使って説明しましょう。東方は人気コンテンツではありますが、波がありすぎるデータです。東方は新作が出れば、みんなが新キャラを書き漁って一時的な投稿数の急上昇がおきます。こういったデータは流行性のあるデータになります。
今回の調査の場合、そういった流行性のないデータを比較対象にするべきです。オリジナルタグであれば、版権などの流行による影響を受けませんから、最適な比較対象と言えるでしょう。
どう使うかは次の章で見ていきます。
3つのデータの相関性
先の3つの曲線を単純に並べたのが、左図になります。色に関しては、図にまとめておきましたので参照ください。
右図は、Y軸の広がりを解消し、オリジナルタグ作品の累計投稿数に縮尺を合わせたものになります。比較するためにデータを合わせたのです。
右図を見ると、3つのデータはすべて同じように変動していることが分かります。3つのデータは”増加率”に関して言えば、ほぼ同じということですね。
これは結構面白いデータで、ユーザー数が増えれば投稿数も比例して増えていることが分かります。さらにオリジナルタグのイラストも、この2つに見事に比例していますね。
増加率が同じという結果から…
お伝えした通り、イラスト累計投稿数は2012年までのデータしか存在しません。しかしながら、3つのデータはどれも似ている軌跡を描いていることから、イラスト累計投稿数も同じような軌跡をたどることが予想されます。
つまり、イラスト累計投稿数のデータは、他の2つの曲線の傾向で補完できるということになりますね。なんとなく2012年以降のデータが予測できるのです。
さらに、オリジナルタグのイラストは、流行性が限りなく低いデータです。
したがって、全イラスト数 vs ロリタグイラストの比率で見るべきところが、オリジナルタグイラスト vs ロリタグイラストの比率で置き換えることが可能になります。
こうすることで2012年までのデータしかない比較対象を、完全に補完することができます。
データの分析
全イラスト投稿数を、オリジナルタグイラストで置き換えられることを説明しました。ここからはオリジナルタグのイラストについて分析します。
左図はオリジナルタグのデータを再掲しています。このデータをしっかり観察すると、3つの区間ごとに作品投稿数の増加具合が分かれていることが読み取れます。区間3では、1日当たりの投稿数が抜群に増えているのが確認できますね。
対して右図は、ロリタグのデータになります。こちらは区間ごとに分かれているということはなく、少しずつ上昇していく傾向が読み取れます。
比率を求めた
お待たせしました。2つのデータの比率を取った図になります。
この結果を単純に見てしまうと、区間1でロリコンが多かったという考察ができます。そして、日を重ねるごとにロリコンが減少していったということになりますね。
しかし、この考察は安易と言えます。ひとえにロリコンと言えども、一種の性癖です。そう簡単に性癖が変わることは、普通はありえません。
現に私も性癖が増えることはありますが、減ったことはありません。巨乳の良さを理解した今でも、貧乳はクソという結論は出てきません。どちらも変わらず好きであります(変態感)
そういうわけで、比率の結果図はこう考えるべきです。世間を模した状態は区間1ではなく、区間3の始まりであると。
区間1(pixivサービス当初)では、どちらかというと尖った趣味のある人が集まり絵を描いていると推測しました。サービスが有名になるまでユーザー層が偏ってしまうことは、しばしばあるでしょう。
区間2に入ればpixivの良さが万人に伝わり、ノーマルな人(自分の描きたいものを進んで描く)が多く集まってきたと考えられます。それにより、ロリ作品の投稿数は減らないものの、全体的な割合を見ればかなり縮小されてしまったという考えになります。
そして区間3の始まりが、世間を模した状況になります。ユーザー数も増えに増え、1000万を超えたところから、ようやく普通の性癖を持った人が大半になりました。
しかしながら、ここから世間のロリコン趣向が高まります。サービス開始から2500日付近ですので、2014年の始まりあたりですね。
この期間はイラストの全体増加数はあまり変わっていません。しかし、ロリコン作品は大幅な上昇が見られたのです。
月別のロリタグ作品投稿数
これを調べるのに1時間かかりました(自重)
例によって、区間1~3に分けております。横軸が日数ではなく月数になっているのに注意してください。
区間2は多くのユーザー登録があった期間ですが、ロリ作品の投稿数は増えておりません。ロリ作品を世界に広めたいという人たちではなく、普通にお絵かきを楽しみたいという人が多かったという傾向が、推測できますね。
ただし、区間3に入るとロリ作品は増台していきました。サービス開始80ヶ月後から増えているように見えるので、2014年初期くらいからロリ趣向が高まったといえるでしょう。
最後に
なんだか少しぱっとしない結果になってしまいましたね。
本当は山なりのデータを見つけ出し、この期間にロリコンは増大していた! という結果に持っていきたかったです。
しかしながら、2014年以降ロリ作品がずっと増加しているというのは面白いデータだと思います。比率やロリタグ作品投稿数どちらにおいても、増加している傾向が確認できたのは、本当に良かったです。
そういうわけで、この記事の結論は2014年初期ころからロリコンが増加しているという結論になりました。おそらくこれが始まりということはないので、再ブームが起きたという認識が正しいと思いますね。
こんなくだらない記事を作って、僕のお盆休みは終わりました。願わくば、この結果を何か有用なことに役立ててほしいと願うばかりです(他力本願)