こんばんは、蓬莱です!
おっぱいがいっぱいだ! とある猛暑の日に、新潟駅の可愛らしい女の子たちを一瞥した蓬莱さんの感想です。
38度もの高温になると、やはり皆さんかなりの軽装をされていましたね。下着の中の双丘がたいそう自己主張されていて、蓬莱さんとしては最高の気分でありました。
そうそう。おっぱいと言えば、2012年の4月に「LOVECOSME」というサイトが、都道府県ごとの平均カップ数を公開していましたね。
それなりに面白い分布だったこともあり、その都道府県マップは日本のおっぱい分布の常識となりました。マップについては、後に後述します。
しかし、きちんと調べてみると、とんでもなくいい加減な方法でマップが作成されていました。結果としても、よくよく見ればちょっとありえないような結果になっています。
今回はその都道府県マップを、さらに良くしていくための記事になります。数年の時を経て、おっぱい分布をより良いものに更新していきましょう!
はじめに
こちらが、2012年に公開された「平均バストサイズ日本地図」です。ご覧の通り、都道府県ごとの平均カップ数の分布が、この画像に示されています。
冒頭で述べた通り、現在ではこの分布が一般的なものとして周知されているようです。
現に、「おっぱい カップ数」で画像検索をすると、この画像が多く出てきます。また、多数のサイトやブログに引用されていることから、かなり有名なマップであることが予想されます。
2012年調査の問題点
しかしながら、この結果が信頼に値するかどうかといえば、それは疑問だと考えます。
それは「集計方法」と「サンプル数」の2つに、問題があったからです。
1つ目の集計方法は、ネットアンケートで集計を行っているという点で問題があります。実際に目の前でバストサイズを測ってもらうのではなく、パソコンやスマホでアンケートに答えてもらっているのです。
つまり、見栄を張って回答することもできるわけです。Bカップの人が、Cカップとアンケートに答えることもできるのです。
2つ目のサンプル数については、根本的に少ないという問題点があります。
LOVECOSME公式サイトでは、各都道府県ごとに50人のデータを集め、平均バストサイズ日本地図を作成したと報告しています。つまり、全国に5000万人はいるはずの女性から、たった2500人程度のサンプルしかとらず、結果を示したわけです。
これはさすがに大雑把すぎると言わざるを得ません。到底信頼できるデータとは言えないでしょう。
最終結果にも問題あり
現にこの2つの問題点は、最終的な結果に影響を及ぼしています。
埼玉県は平均Aカップ、岐阜県と京都府は平均Eカップという、いささか信じられないような結果が出ているのです。
埼玉県はAカップだらけの夢のない県、岐阜と京都はたわわに実る果実だらけの夢の国と考えると、ちょっと格差がひどいように思えます。
このように平均バストサイズ日本地図は、そのガバガバな調査から到底信頼できる結果ではありません。これは火を見るよりも明らかです。
こんな結果が日本中に認められているなんて、蓬莱さんは信じたくありません。もっと実データに基づいた、信頼のできる都道府県マップを作成するべきです。
ここはまさしく、くだらない解析を得意とする蓬莱さんの出番です。今回も貴重な3連休を潰して、解析に明け暮れるのでした。
調査方針と扱うデータ
統計解析に特化したプログラム言語であるR言語を用いて、以下の調査方針をとってきます。
まず、全国標準のおっぱい分布を定義します。この分布に関しては、別記事ですでに作成してありますので、そちらを引用したいと思います。
その全国標準のおっぱい分布を基礎として、各都道府県別の47個のおっぱい分布を作成していきます。これらの分布が、最終的な都道府県マップの評価につながっていきます。
47個の分布を求められれば、後は代表値を抽出して都道府県マップに落とすだけの作業になります。
以上が簡単な流れになりますが、多分一般の方には何を言っているか分からないと思います。
作業内容については分かりやすいように示していきますので、ここで理解できなくても不安になる必要はございません。
今回は”分布”という言葉が多く登場しますが、自分の知る限り分布の形状に注目した調査は行われていません。
おそらくですが、今までの調査は正規分布という形を無意識に定義していると思われます。これに対し、これから自分が提示する解析過程では、対数正規分布という分布を使用していくことになります。
以上までが調査方針です。それではさっそく始めていきましょう!
扱うデータ
今回の記事で扱うデータは、以下の2種類とします。
ともに、都道府県ごとの分布を求めるために使用していくデータになります。
全国標準のおっぱい分布のモデル
参考記事:女性はおっぱいを盛るのか?適性サイズより大きいブラジャーを着けている人は〇割!!
こちらの分布は上記の参考記事にて、蓬莱さん自らが作成した分布になります。
参考記事では、「女性の体型におけるカップサイズの分布」を作成してきました。
文字通り女性のおっぱいの分布を表しており、A~Cカップの女性が多くいらっしゃることが見てわかります。Dカップにもなれば、胸を張って町を歩いても大丈夫そうです!
もちろんこの分布は、実データに基づいて作成した分布であります。使用したデータの詳細については、参考記事での参照をお願いいたします。
今回はこの分布を、「全国標準のおっぱい分布」として使用していきますよ!
48万人のバストサイズの結果
次に、「ダイアナ」という会社が集計したデータを紹介します。
ダイアナは、女性が求めるプロポーションづくりを支援する、総合コンサルティング会社になります。
この会社は800店の美容サロンを経営しており、そこに来るお客さんのトップとアンダーの差を1人1人データ化していたようです。その数、なんと48万人にもなります。
その膨大なデータを使って、都道府県ごとにトップとアンダーの差の平均を公表してくれました。とても素晴らしいビッグデータです!
引用した表がその平均値の一例になります。どうやら集計の結果、香川県が一番大きかったようですね。トップとアンダーの差が15.6cmなのは、かなりでかいと思いますよ!
残念なことに1人1人のデータまでは公開されていないので、今回はこの都道府県ごとの平均値を用いていくことにします。
都道府県ごとのカップ数分布
再掲:全国標準のおっぱい分布
全国標準のモデルができたということで、都道府県ごとの分布を求めていきます。
簡単な処理になりますが、ここでは全国標準の分散(logsd=0.26)を使って、各都道府県の平均値をとるような分布を作っていきたいと思います。
実のところこの操作は、今回の記事において一番ガバガバな操作になります。48万人1人1人の生データがないことから、都道府県ごとの分散を求められず、このような方法をとるしかないのです。
あらかじめご了承ください。
都道府県の分布の例
成果物の一例として、代表的な4都道府県の分布を示します。全国標準のモデルをベースに、様々な分布が生成されていますね。
和歌山はAAカップ・Aカップ・Bカップばかりという、少し怪しい結果になりました。48万人のデータの時点でかなり外れた平均値をとっていたので、これは仕方のない結果だと思います。
むしろ計測データに基づいた解析を行っているため、和歌山県にお住まいの方はこの現実を甘んじて受け入れ、立ち向かっていく必要があるかもしれません。
48万人のデータで一番大きい平均値を示していた香川県は、さすがの分布です。Cカップ以上の女性はかなりの割合を占めており、超巨乳枠のFカップやGカップもポツポツ現われるという夢の国と化しています。
この点に関しては、香川県にお住まいの方を羨まざるを得ません。どうやら香川県には讃岐うどんだけでなく、でかいおっぱいも名物なようです。
無駄話を入れてしまい、申し訳ありませんでした。
このようにして、47都道府県すべてのカップ数分布を算出していきました。
分布の代表値の設定
画像引用元:対数正規分布の3つの点 – 投資家に向かない人の特徴
最後の操作として、分布の代表値をどのように決定するか考えなければなりません。
画像に示す通り、対数正規分布には最頻値・中央値・平均値の3つの点があります。この3つの中から、どれかを代表値として選択していきたいと思います。
もちろん、過小評価や過大評価にならないように注意して選択しなければなりません。
画像から分かるように、最頻値を分布の代表値にすると、小さいカップ数をよく考慮してしまい過小評価になってしまいます。
平均値を分布の代表値にすると、今度は大きいカップ数をよく考慮してしまい過大評価になってしまいます。
したがって、中央値を分布の代表値として、都道府県マップに落としていきたいと思います。
例:香川県の分布の中央値
香川県の分布を再掲します。赤い点を追加していますが、これが中央値です。
このように各分布に対して中央値を抽出することで、都道府県マップを作成するための代表値を計算していきました。
最終結果
都道府県おっぱい分布(2018年ver)
算出した都道府県後の中央値を都道府県マップに落としました。分かりやすいように、5つの区分に分割して評価しています。
最終結果を見ると、オレンジ色とピンク色が目立ちますね。やはり日本の女性はB~Cカップが多いようです。
町中の女の子の双丘を凝視し、視姦し続けている蓬莱さんとしては、かなり納得のいく結果であると考察しました。
蓬莱さんのみならず、多くの男性はこの結果について何となく頷いてくれるはずです。
一番面白いと感じたのは、地方ごとにおっぱいの大きさがまとまっているという点です。
ぱっと概観すると、太平洋側の都道府県は総じてB寄りのCカップとでかいです。中部地方も、C寄りのBカップにまとまっている印象があります。
四国・中国に関しても、なかなかでかい都道府県が集まっていますね。
やはり、食べ物や風土などは、おおよそおっぱいの成長に相関があるのでしょうか?
蓬莱さんは専門家ではないのでよく分かりませんが、この結果を見ると何らかの要素があっていいかもしれません。
グラデーションで見る都道府県マップ
大雑把な4区分のマップだけでなく、グラデーション色で示した都道府県マップも提示します。
こちらは都道府県の平均値ごとに細かな色を設定しているため、さらに詳細な考察ができます。
ピンク色に近いほどおっぱいがでかい都道府県になりますが、やはり太平洋側の都道府県や、中国・四国地方は色濃いピンクで塗られていますね。
おっぱい分布の比較図
凡例の定義、色使いを統一できなくて申し訳ありません。見ての通り、今回の解析結果と2012年の解析結果は、まったく違う様相を示しました。
今回作成した結果では、極端に小さい都道府県はありましたが、極端にでかい都道府県はありませんでした。
2012年の平均バストサイズ日本地図では、平均Dカップ以上の都道府県が多くありましたが、この結果を見るとやはり嘘っぽいようです。
平均Eカップであった岐阜県と京都府なんて、言語道断だったわけですね(笑)
最後に
今回は、2012年の平均バストサイズ日本地図に疑問を呈する形で、記事を展開してまいりました。
48万人に及ぶ実測値データを用い、分布を考慮した解析により、ある程度納得のいく都道府県マップを作成できたと思います。
個人的には素晴らしい結果を得られたと思うので、大変満足しております。
今回の調査結果では、地方ごとにおっぱいの大きさがまとまっているという面白い結果が得られましたね。
今後はこの結果を有効活用して、おっぱいを大きくしてくれる食べ物や風土を見つけられたらなと思います。自分の考えられる範囲で。