こんばんは、蓬莱です!
2017年、東方projectが始まって15年が経ちました。当初はキャラクターも十数人だったのに対し、毎年のように新作が出てきて、今や100以上の数になりましたね。
そんな膨大なキャラを抱えた東方。15年間の人気の推移を今一度確かめることは、興味深いことだと思います。こんな膨大な年月が立っているコンテンツでは、きっと熾烈な変動があったに違いありません!
せっかく修士の研究で集計技術が身に着いたのですから、今回はこれを調べてみることにしましょう!
東方人気投票とは?
東方projectにおいて、人気投票は1年に1回のペースで開催されています。
部門としては、キャラクター部門、音楽部門、スペルカード部門などがあります。ベストパートナー部門とかいうのもありますから、結構幅広い投票になりますね。
参考サイト:東方シリーズ人気投票結果 – 東方wiki
投票期間は1週間と短いものの、3万~4万人もの東方ユーザーが投票しています。すごいですよね、この1週間にこれだけの人が投票しているのなら、多くの熱心なユーザーが投票しているはずです。情報的にかなり信頼できそうで、武者震いしてしまいます(苦笑)
さて。前述したとおり、東方の新作は年に1つという比較的早いペースで作られています。ともなれば1年ごとに8人くらい新キャラが現れますので、人気に大きな推移が生じそうな気がします。
また、自機昇格などの人気アップイベントもあることを考えると、東方ならではの人気投票推移があるはずです。
昔からのキャラクターだけがいつまでも人気が高いのか、はたまた古参キャラと新キャラが熾烈な人気争いを繰り広げているのか…。集計して推移を見るまでは、想像のしようがありません。
今回は何らかの傾向が掴めればと思い、ゆるゆると集計してみることにしました!
集計方法
統計解析に強いR言語を使用して、13回分のデータを集積します。
集計データを使ってグラフに落とすことで、ランキングの推移を見ていきたいと思います。…統計使わないんだったら、R言語使う意味ないんじゃ(自重)
伝説的集計結果(確定)
13回分のデータの整理は容易でした。さすがは蓬莱さんです。
セルに入っている数字は順位です。NAは、まだキャラクターが登場していないという意味になります。
霊夢さんは第1回人気投票では3位だったようですね。…1位やないんか!
人気推移を確認
ご存知の通り、今や東方のキャラクターは100を超えており、一気にグラフ化すると何が何だか分からなくなってしまいます。
よって、第13回人気投票で1位~50位のキャラクターを10人ずつ取り上げて、結果を見ていきたいと思います。
第13回で1位~10位のキャラの推移
王道を征くトップ組!
10人単位で限定してプロットしても、結構見づらくなってしまうものですね。5位~9位の色合いは大変判別がつきにくいですが、何とか目を凝らしてみてくださいませ(懇願)
左側には順位の推移、右側にはランクインしたキャラクターを掲載しています。
キャラ別で見ると、驚くべき結果がたくさん出ていますね。霊夢さんが昔は1位ではなかったこと、知らない間にこいしちゃんが下剋上していたこと、フランちゃんが意外に人気がなかったこと…。
それぞれのキャラに対して注意深く考察するべきではありますが、この記事では全体的な傾向をとらえることを優先していきたいと思います。気になるキャラがいれば、別途記事にまとめていく方針にしますね。
ここで注目すべきは、どのキャラも20位以下には落ちてないというところです。熾烈な人気投票で勝ち残り、数回トップ10に入ったキャラクターは、根強い支持者がつくことにより高順位を安定させているようです。
第13回で11位~20位のキャラの推移
安定の上位組!
この区間では、比較的高順位を安定させているキャラが多くいました。16位のこころを除くと、古参寄りのキャラが目立ちますね。
特徴としては、V字回復しているキャラが多くいました。うどんげは一時期30位まで落ちたものの、今では13位と高ランクにいますし、小傘も同じような下剋上を果たしています。
個人的な驚きですが、小傘と椛がこの順位で安定しているのは驚きです。こいつらはそんなに人気だったのか…壊れるなぁ。
第13回で21位~30位のキャラの推移
熾烈な中位争い!
21位-30位の中位組に入ったところで、ようやく新キャラがたくさん出てきました。21位のサグメ、27位の純狐、28位の正邪、30位のクラピなど、新興勢力が目立ってきております。
推移についてもジグザグな傾向があります。どうやらこの区間は既存キャラと新キャラが激しく争う区間のようです。
しかし、古参組の紅美鈴はすごいですね。人気を手にした新キャラたちにも負けずに順位を安定させている雄姿には、蓬莱さんも思わず濡れちゃいましたよ…(恍惚)
22位の幽香さんに関しては、まさに三日天下を思わせるような推移。まことに残念かな(哀れみ)
第13回で31位~40位のキャラの推移
下落傾向のある31位~40位
さて、31位~40位の間は、何も面白いところなく下落し続けるメンバーたちが大勢いました。
かつてはキャラクター数が少ないことをいいことに、何とかトップ10入りしているキャラクターたちも見受けられますが、魅力的なキャラクターが増えていく毎に落ちる一方です。今やすっかり30位台メンバーです。
…というか、この区間でも新しいキャラが少ないな。
第13回で41位~50位のキャラの推移
下落するだけの残念なキャラたち
41位-50位に控えるキャラクターたちは決して人気がないとは言えないものの、多くの人気キャラに押されて下落する一方のようです。
下位組が下剋上することは叶わないのか…(悲)
ランキングの推移を見てのまとめ
1位から50位までの状況を見て、蓬莱さんが思ったことをまとめておきます。
- 上位10位の人気は凄まじく、ほぼ固定メンバーであった。
- 11位~20位は比較的安定していて、V字回復で人気を取り戻すキャラがいる。
- 21位~30位は既存キャラと新キャラが熾烈な争いを繰り広げる。
- 40位以下は基本的に下落する一方。
- 新作1つあたりに人気が出るキャラクターは、だいたい1人か2人。
最後の項目は非常に悲しいことです。せっかくZUNさんがデザインしたキャラクターたちが、埋もれてしまっている傾向があったのです。
初登場時で93位というある意味で好成績を残してしまった清蘭なんて、忘れられていくどころか知らない人も多いことでしょう。まさしく、うどんげあたりとタイアップしない限り、逆転劇はなさそうです。
最後に
この記事では、これまで開催された人気投票の推移をまとめ、その傾向を探りました。
新作キャラがあまり日の目を見ていないことや、下位層においては少しの争いもなく下落する一方だったという事実は、予想に反していて驚きでしたね(笑)
最後になりますが、この記事では1つ反省点があります。それは、順位という絶対値で推移を見ていた点です。記事を書ききって、全体の割合で見るという視点も必要だと思いました。
同じ20位でも「50人のうち20位」と、「150人のうち20位」を比較すれば、受け取り方は違うはずです。前者は中位層として認識すると思いますが、後者は上位層として認識するでしょう。
例を挙げれば、新作キャラが出続けている中で順位を安定させている紅美鈴さんは、相対的に人気が上昇しているはずなのですよね。順位そのものは変わっていないけど。
こういう事実があるので、ここにある考察は若干ガバガバになっているはずです。これは困りましたね…。
しかし、ガバガバなところがこのブログの良いところだから、多少はね?