最終更新日:2018年4月13日

記事を消すとアクセスは増えるのか?約120記事を削除して検証しました!


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こんばんは、蓬莱です!

先月、「蓬莱の幻想が25000PV/月を達成しました!」というお祝い記事を上げました。ありがたいことに、あれ以降も成長が止まることはなく、現在では36,000PV/月という領域にまで達しています。

 

そんな現在進行形で躍進している「蓬莱の幻想」。実は半年前までは、8,000PV/月 程度の集客力しかないブログでした。そこから36,000PV/月にまで達するためには、何かトリガーが必要なはずです。

蓬莱さんの場合は、「人気のない記事を削除する」ということがトリガーでした。

今回は記事を削除することで成功した例を、お示ししましょう!

 

 

記事を消すとアクセスが増える伝説

アクセスアップの手法は、いろんなところで囁かれていますよね。

例えば、「クリックされる記事タイトルを作りなさい」とか「記事中の文字数は1,000文字以上にする」とか…。SEOや心理学も合わせて、本当に多くのコツがあります。

 

その中で、「人気のない記事を消してアクセスアップを狙う」という戦略があります。

この戦略には、「品質が低い記事を消去することによって、サイト全体の質を高める」という考えがあります。

記事を作るのではなく、消していく作業が主となります。その手軽さから、実践しやすいアクセスアップ方法になりますね。

 

しかし、その効果について、詳しく触れている記事は少ないです。それもそのはず、アクセスアップに成功した場合でも、本当にそれが記事を削除した効果なのか分かりにくいからです。

したがって、蓬莱さんはその効果を探るべく、ちょっと極端な方法で検証をしてみました。具体的には、「人気のない120の記事を1日で抹消する」というやり方を試みました。

それでは見ていきましょう!

 

 

先に結論を述べます!

削除結果

具体的にやったことを述べる前に、結果を提示しておきます。

220あった記事の内、55%を占める120の記事を削除した結果、1ヶ月後に大幅なPVの増加が確認されました。

 

サンプルは自分1人のみなので説得力に欠けますが、確かに効果があると思われます。ただし即効性はなく、長い目でアクセスアップに期待するべき施策であると思いました。

以下から、詳しくやったことについて述べていきますので、興味がある方はどうぞ!

 

 

蓬莱さんの施策

まず、削除する対象を定義しました。

この定義の仕方には人それぞれの価値観があると思いますが、蓬莱さんは以下のように定義しました。

  • 10日間で1回しかクリックされない記事
  • 表示回数が1日に200回しかない記事

以上に該当するものをゴミ記事と認定し、削除対象としました。

 

具体的なあぶり出し方は、search consoleのアクセス解析のデータを利用します。

search consoleには、これまでの解析データをcsvファイル形式(エクセルみたいなファイル)にしてダウンロードできます。

今回は、記事ごとの「クリック数」と「表示回数」のデータを抽出しました。

すると、こんなデータを得ることができます。

 

ダウンロードデータ例

蓬莱の幻想アクセスランキング!(2017年11月1日)

上記画像は、3ヶ月の期間(2017年7月20日~2017年10月20日)で集計したデータになります。

ウェブクリック数で降順に並べているので、事実上のアクセスランキングになりますね。

 

このブログでアクセスを稼いでいるのは、「東方のアニメ記事」や「理系大学生の生活記事」などですね。URL表記でも、管理人であればしっかり分かります。

さて、このデータを使って、まったくアクセスを稼いでいない記事をピックアップしていきましょう。

 

 

削除する記事たち

ブログ内の残念な記事たち

削除対象や修正対象に色を付けました。赤色に塗られた記事が削除対象で、紫色に塗られた記事が作り直し(リライト)の対象です。

…こんなにたくさんの記事を消さないといけないのですね。1つ1つ手塩をかけて書いた記事だけに、思い出を消しているような感じです。

 

しかし、そんな悠長なことも言っていられません。なにせ、これはなかなかに残酷な状況なのですから。

この施策を行うまではまったく知らなかったのですが、3ヶ月間で2クリックしかされていない記事が多く存在していたのです。

3ヶ月間で2クリック。分かりやすく言えば、45日間で1回しかクリックされない記事です。それがこんなにもたくさん存在していたのです。何だか自分の努力が報われていないような気がして、悲しくなってきますね。

 

 

人気がなさすぎる記事たち

存在の意味すら問われる最低な記事たち

これは凄いです。この画像を見た時は、悲しさを通り越してある種の虚無感に包まれました。

なんと90日間で1回もクリックされない記事が50以上もあったのです。さらに言えば、クリックされるどころか検索すらされていない記事が多いのです。

 

本当にひどい。素人時代に書いた記事はこんなにひどい評価を受けていたのか。こんなクソくらえな記事は、真っ向から消去対象です。

もう悲しさなんてない。むしろアクセスに貢献して来なかった記事たちには、怒りすら湧いてきたぞい!!!!!

 

以上、削除すべき記事と書き直す記事をあぶり出した結果、120もの記事が消去されました。実に半分以上の記事を消去したことになります。

この作業により、良い悪いの玉石混合な220記事ブログではなく、精鋭ぞろい100記事ブログに進化しました。

その結果、一体どうなったのでしょうか?

 

 

削除後のアクセス結果

削除結果

驚愕の右肩上がり!!

見てください、この素晴らしい効果を! 11月1日に一斉に120記事を消去した結果、12月以降に大きなアクセスアップが実現されました!

図だと分かりにくいので、直近5ヶ月分のデータを数値で示しておきましょう。

  • 2017年9月 約9,000PV
  • 2017年10月 約9,800PV
  • 2017年11月 約11,500PV
  • 2017年12月 約17,500PV 11月から1.52倍!
  • 2018年1月 約25,700PV 11月から2.23倍!

 

もちろん、「記事を消した云々関係なく、ただの偶然じゃないのか?」とも考えてみました。

これについて、蓬莱さんは偶然の出来事ではないと提唱します。

 

データを見れば分かるように、2017年4月から11月までは、ダラダラとアクセスを伸ばしてきました。半年の間、1ヶ月1,000PV程度の増加に満足し、何も行動していなかったわけです。

その状況が、記事削除の1ヶ月後に一変したのです。この突然の変化は、記事を削除したこと以外に要因はないと言えるほど、あまりにもタイミングの良い現象なのです。

 

※一応言及しておきますが、2017年12月の間にバズはありませんでした。この期間のみならず、蓬莱の幻想ではバズを経験したことがございません(泣)。

 

 

他サイト様のアクセスアップ例

想像人の部屋様

画像引用元:過去記事の削除をやるとSEOに効果が! 比較データあり! – 想像人の部屋

記事を削除・修正して1ヶ月後にアクセスアップを実現した人は、蓬莱さんの他にもいます。

「想像人の部屋」様は、2017年6月に記事を削除・修正した結果、上画像の結果が得られたようです。蓬莱さんと同じく、約1ヶ月後に成果が出たということが分かりますね。

 

この1ヶ月という結果は、Googleのアルゴリズムを考えても、納得ができそうな期間です。

Googleは多くのサイトの評価を行うために、クローラーを巡回させて情報を収集しています。そうして集めたデータを”慎重”に分析して、サイトの評価を定期的に決めていくわけですね。

このような動きを考慮すると、わずか数日でサイト評価を変化させることなんてできないはずです。ゆえに、「品質の低い記事を減らして、サイト全体の質を高める」というやり方は、長い目で見て効果のある方法だと思いました。

 

 

最後に

記事削除後のインデックスステータス

インデックス数は150も減ったよ!

記事を減らしたことによって、もちろんインデックスの数は激減しました。それにもかかわらず、大きなアクセスアップに繋がったのは、矛盾しているようで面白いですね(苦笑)。

 

さて。今回は、低品質な記事を消すことでアクセスアップが期待できるのかどうか、検討してみました。

11月1日に120記事を消すという極端な行為により、その有意性が示されましたね。

 

正直な話をすると、半分以上の記事を抹消するのにはかなり勇気が要りました。もしもこれが失敗に終わっていたら、蓬莱の幻想はどうなっていたのか…。

あまり考えたくはありませんね(笑)。


初回公開日:2018年4月11日
最終更新日:2018年4月13日 初回公開日:2018年4月11日
最終更新日:2018年4月13日