動画で分かる!ミスのない正確なタイピングが速い理由


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こんばんは、蓬莱です!

先週に「結局タイピングはどれくらいだと速いのか?4つの動画で検討します!」という記事を上げましたが、その人気ぶりに驚いております。1つの記事に3つもコメントが来るというのは、新ブログに移行して初めての現象です。

 

タイピング関係の情報に需要があるのでしょうか? だとしたら、この機に乗じて是非お伝えしたいことがあります。それは、タイピングの正確性についてです。

よく「速さよりも正確性を重視した方が良い」と言いますが、それはなぜなのでしょうか? 文書作成で誤字を減らすなども理由の1つですが、タイピングの速さ自体にも影響するのかは甚だ疑問です。 

 

今回はこの疑問を解消するべく動画を用いて、正確性による速さの変化の話題を提供したいと思いますよ!

 

 

こんな人が記事を書いています!

寿司打結果

  • 寿司打は平均8000円程度、最高記録は画像の通り
  • e-typing腕試しでは、proffesorランク(432pt)
  • タイプウェル国語Rでは、平均9.6秒/打のXDランク

以上が蓬莱さんの主な成績です。タイピング界で知らない人はいないであろう寿司打で、10000円以上お得は結構高い方だと思います。

これくらいのレベルで僭越ですが、今回の記事を進めていきたいと思います!

 

 

正確性を求められる風潮

「ブラインドタッチを覚えたので、次の上達方法を教えて下さい!」と聞かれれば、必ずと言っていいほど「まずは正確なタイピングを心がけなさい」という返答が来ると思います。

タイピング技能を使って行う仕事は、主に資料作成などです。どこかに提出するような資料を作成する際に、タイピング時にミスが多ければ、完成した資料に誤字が含まれる可能性が高くなります。

そういった誤字を防ぐ点では、正確なタイピングを目指せと言うのは納得がいきます。

 

そこで、「速くタイピングできるようになるにはどうすればいいですか!?」と聞かれたとします。タイピングゲームなどでスコアアップするために、とりあえず速さを上げたいという人の質問ですね。

この場合でも、自分は「まずは正確なタイピングを心がけなさい」というでしょう。他のタイパーたちも、同じことを言うはずです。

 

速さを求めているのに、なにゆえ正確性を上げて練習をしなさいと言うのでしょうか? 質問者は納得の行く解答が得られず、困り果ててしまいました。

実はこの解答は間違いではなく正論なのですが、その理由について詳しく話している記事は一つも見当たりません。

したがって、この記事ではその理由を理論的にお話しします。この記事を読んで、正確性は大切だという認識を得ていただければ幸いです。

 

 

なぜ速さより正確性を求めるのか?

「速さよりも正確性を高めろ」という教えの最終目標はこうです。

「正確性を求めてタイピングの練習をすれば、”総合的に”速くなっている」

ミスによるロスタイムを確実に減らして、全体的に見て速く打てるようになれと言っているのです。一時的な高速なタイピングはまったく必要がないとも言っています。

 

以下で詳しく説明しましょう。

 

 

例文2打ち込み

ごちゃごちゃした図で申し訳ありません。

タイピングを速くするための心構えとして、単語ごとに打たないという方針があります。

 

ケース1は何も意識せず、とりあえず入力してみた例です。おそらく何も意識しないと、画像の通り単語の間で空白の時間が生じると思います。これはタイピングにおいて非常にもったいないロスタイムです。

対して、ケース2では単語間でできるだけ空白を作らないように意識し、スムーズに打ってみた例です。単語を打つスピードは変わっていませんが、空白の時間を消すだけでかなり速くなることが分かります。

wpm(1分間に何回タイプしたか)に換算しても、30もスピードアップしました。

 

これらの理論を分かりやすくするために、動画を取ってみました。

以下の動画をご覧ください。

 

先の画像の通り、例文を「蓬莱さんはホモだってはっきりわかんだね」として打ち込んでみました。

動画では分かりにくいのですが、ケース1の入力の方を若干速く打っております。それなのに、ケース2の滑らかに打っている方が速く打っているように見えます。

なにより、止まらずスラスラ打てている姿は非常にかっこよく見えますよね!

 

 

ミスをすると空白の時間が生じる

例文1打ち込み

さて。イメージ図をミスタイプのイメージに変えるとどうなるでしょうか。

画像を見れば、もう言いたいことは分かることでしょう。ミスタイプというのは、言わば空白のロスタイムになっているのです。

 

ケース2のようにタイプミスを2回もすると、例文を打つスピードは限りなく遅くなります。wpmを見ても、その違いは一目瞭然です。

速く打とうとしても、その分ミスも多くなってしまえば、本末転倒という訳ですね。

 

 

タイピング動画

この空白のロスタイムという考えを頭に入れて、実際のタイピング動画を見てみましょう。

まずはミスの多いタイピングを見てもらい、次にミスの少ないタイピングを見てもらいます。

 

なお、使用キーボードはRazer Ornataです。ゲーミングキーボードになります。

タイピングに特化したキーボードではありませんが、動画を見て気になった人は下記の記事を参照ください。

参考記事:かっこいいゲーミングキーボード!Razer Ornataをレビューしました!

 

 

ミスのあるタイピング

ミスしてもいいから、なるべく速くタイピングしようとした動画です。

指の動きはなかなかの速さですね。しかし、その速さは一時の速さであることが分かります。これだけ多くのミスをしていると、どうしてもミスによる空白時間が目に留まりますね。

部分的には高速なものの、全体を見渡せば速いスピードにはなりませんでした。

 

 

ミスの少ないタイピング

次は、なるべくミスをしないように慎重に打った動画です。

ノーミスとはいかないものの、非常にスムーズに打っています。リズムを崩さず、ほぼ同じスピードを保ってタイピングできているのは、好印象ですね!

 

ミスが少ないという点から、空白のロスタイムの影響も少ないことが分かります。

 

 

比較結果

比較結果

先の動画の結果を比較してみます。

e-typingでは、ミスをした分だけ点数が引かれるしくみであるため、ミスが多い方がスコアが低くなるのは当然です。

しかし、wpm(1分間に何回タイプしたか)についても、ミスの少ない方が勝っています。これは意外なことと思われるかもしれませんが、空白のロスタイム理論を考えれば、納得のいく結果です。

 

ミスタイプによる空白のロスタイムは、かなり重要な要素のようですね。

速く打とうとして力んでしまった方が、全体的な速さにおいては遅いことが分かりました。

 

 

最後に

漢字変換

今回はタイピングゲームの視点で、物事を語りました。

ミスタイプのロス時間について、具体的なイメージが伝わりましたら幸いです。

 

さて、この記事では実務(仕事における文書作成など)においてのミスについて触れていませんでしたね。実務の場合は、ミスをした際にバックスペースを打たないといけないので、さらにタイムロスになります。

また、漢字変換の前に誤ったタイピングをしてしまっては、その分の単語をもう一度打ち直して修正しなければなりません。

これは上記の画像を参照ください。ミスした単語や文章のすべてを入力しなおさなければならないため、かなりのロスタイムになります。

 

空白時間を作らない、なるべくバックスペースを打たないために、綺麗なタイピングを心がける。これが速さよりも正確性を優先する所以です。


初回公開日:2017年10月21日
初回公開日:2017年10月21日