こんばんは、蓬莱です!
今回私は、ブログ運営における重大な仮説を発見してしまいました。それはブログ運営者なら誰でも気になる「アクセスアップ」についてです。
現在までアクセスアップに関する様々な都市伝説が浮上していますが、今回の話はこれらをしっかりカバーしています。なんとなく自信がある記事ですので、運営者の方はぜひ目を通してくださいませ!
アクセスアップの都市伝説
- 1ヶ月更新をしていなかったのに、なぜかアクセスアップしている。
- search consoleで、クロールの統計情報が急に上昇するとアクセスアップした。
- 記事をたくさん書くより、質を重視した方がアクセスアップにつながる。
- 毎日記事を書いていたら、アクセスアップしやすい!
- 人気のない記事を削除したら、アクセスアップした。
- 人気のない記事をnoindexしたら、アクセスアップした。
アクセスアップを狙おうと血眼になって頑張っている方は、どれも知っている内容ではないでしょうか?
これらの内容は本当によく見かけるものですが、実際は根拠のない話です。想像するに、上手くアクセスアップできた人だけが声を張り上げて主張しているだけのことだと思います。これらの施策をやったことのある人たち全員にアンケートを取ってみれば、本当は1%も上手くいってないかもしれません。
それゆえに、これらはアクセスアップの都市伝説として扱われております。
都市伝説を証明
今回自分が仮説として紹介するアクセスアップの仮説が正しいならば、赤字の部分はアクセスアップのきっかけとして証明することができます。
残念ながら、noindexについてはどう頑張っても証明に結び付けられなかったので、ここはご勘弁ください。
新しい理論「Googleによる”記事”の再評価」
「Googleのクロールによって、記事は定期的にインデックス更新される」ということは周知の事実だと思います。
自分はこのクロールによって、”記事ごと”に再評価が下されていると考えました。
ケース1 基本的な考え方
この仮説のシミュレーションをしてみましょう。図を踏まえて、なるべく簡潔に説明したいと思います。
説明のために、合計で100記事ほど作成したブログを例にします。記事の良し悪しは自分では測りにくいものですが、大体こんな感じだろうと振り分けてみました。
2記事は、評価される記事や皆に役立つ記事。これはGoogleにかなり評価されて上位表示される記事になります。これくらい評価されると、1記事につき2000PV/月以上は稼いでくれると思います。
30記事は、いわゆる平凡な記事です。検索ボリュームが大きすぎ、ライバルが強いために、良い記事を作ったとしても上位表示されない記事も混じっています。
残り60記事は、価値の無い記事です。もしくは検索数が少ないために、上位表示されてもPVが稼げない記事になります。個人の日記などは、残念ながらこの分類に当てはまりますね。
この例で、突然Googleのクロール数が急増したとしましょう。仮説によれば、多くの記事が再評価されることになります。
そして、再評価のされ方は以下のようになります。
ランクアップした記事もあれば、ランクダウンした記事もあります。ここでの再評価は、以前クロールした際のブログの状態と比較して評価を行っているため、順当にいけばランクアップする記事の方が多いことでしょう。
search consoleを見ていると、定期的なクロールがされているように見えますが、これはサイト全体についてのクロールが多いと思います(更新の多いトップページ等)。
記事1つ1つに対して個別に見ると、実はクロール頻度は2ヶ月間隔だったりします。この状況から爆発的に様々な記事がクロールされ再評価の対象になれば、上記のようなことが起こりえそうですね。
次に、再評価された後のブログの状況を見ていきます。
Googleに評価される記事が多くなりましたから、当然PV数は上昇します。また、「検索ボリュームが多いけど、低評価な記事」が、わずかながら順位を上げることでPV数が少しずつ上昇します。
ゴミ記事はいつまでたってもゴミなので、再評価されてもPV数への貢献は薄いです。
これがクロールの統計情報を考慮した、アクセスアップの仕組みと考えます。
ケース2 突然アクセスアップする例
以上の理論を踏まえて、突然アクセスアップするブログやサイトの例を見ていきます。これは画像の通り、真ん中に分類される記事が多いブログです。
真ん中にある記事は、クロールによる再評価を受ければ、どれも爆発的な人気を出せるポテンシャルを秘めたものばかりです。これらが一日に大量にクロールされる日が来たら…。いくつか左側に入るような記事が出てくるかもしれませんね!
ケース3 なかなかアクセスアップできない例
反対に、どれだけ頑張ってもアクセスアップできないブログの例を見ていきます。これは想像がつく通り、真ん中に分類される記事が少ないブログです。
クロールされても、再評価でランクアップできなければダメってことですね。
やっぱり量より質なのか?
私の仮説から言えば、「量より質」「質より量」の考えは、どちらも極端で間違いということになります。結論から言うと、「ほどほどの質とほどほどの量」でとどめておくべきと考えます。
ようは真ん中に分類される記事をたくさん作っておくことが重要だということです。真ん中の記事さえ作ることができれば、毎日更新する必要なんてないとさえ言えてしまいます。
「ブログは毎日更新するべき! アクセスアップするから!」と言う方は、無意識に真ん中に分類される記事を量産できる強者です。
仕事をしている人が無理して毎日更新をすると、まさに質より量というような作り方になってしまい、右側のゴミ記事ばかりを量産してしまうことになります。かといって、最初から左側狙いの質が良い記事を書くのも疲れてしまいますし、おすすめはできませんね(汗)
ゴミ記事削除によるアクセスアップの証明
この記事も終わりに近づいてまいりました。人気の無い記事を削除するとアクセスアップするという情報ですが、これは真ん中に分類される記事のクロール頻度を高める効果があると考えます。
上図を見ますと、真ん中の記事の数は多いですが、右側のクソ記事の数も非常に多いことが分かります。もしここで半分の記事がクロールされた日が訪れたとしましょう。
単純な割合として考えると、この例では合計1000記事くらいありますので、真ん中の記事はたった15記事ほどしかクロールされません。全体に対するゴミ記事の割合が大きすぎて、見てほしい記事がクロールされないのです。これでは再評価も叶いません。
そこで、確実に無駄だと思える記事を排除してみましょう。景気づけに800記事ほど消去してみましょうか。
この状態で、半分の記事がクロールされた日が訪れたとしましょう。すると、クロール対象は真ん中に多く集中します。
この法則によって、「無駄な記事を削除するとアクセスアップする」という考えが成り立つことになりそうです。
noindexはなぜ証明できないの?
削除までいかなくても、検索結果に表示させないように指示するnoindexを使用してアクセスアップを図ったという人もいます。
ただ、これについては自分の仮設では証明できません。noindexを指定してインデックスさせないようにしても、裏側ではクロールしているからです。
つまりゴミ記事にnoindexを施したとしても、クロールをする側から見ればゴミ記事もクロールの対象に入ってしまいます。ゴミ記事のクロールを排除したければ、記事ごと削除するしかないということです。
終わりに
いかがでしたか。主題が仮説と言うふざけた記事になってしまいましたが、本人はいたって本気です。なにせ、例図をパワポで作るくらいの本気さです。その心はすでに、クロール再評価論を確信しています。
アクセスアップに確実な方法はないというのが、ブログの面白いところです。私も真剣に仮説を立ててみましたので、なにかご意見がある方は遠慮なくコメントくださいませ!