女性のバストが大きくなっている事実を統計的に解釈する話


年代別ブラジャー売り上げの比較

こんばんは、蓬莱です!

このブログが着々と同期にばれている最中ですが、そのたびに阿鼻叫喚の声が上がることについて不思議に思っております。

表の世界の蓬莱さんが、極めて紳士的な人間であることから、意外だと思われているのでしょうか。思うに、裏の世界の蓬莱さんと表の世界の蓬莱さんでは、ギャップがありすぎるのです。

 

ギャップを催す最たる要因と言えば、やはり幾多のおっぱい記事に他ならないでしょう。

ド直球に女性のバストについて検討する姿勢は、もはや性犯罪者も顔負けなはずです。誰が見ても正真正銘のパイキチで、一歩間違えればセクハラにもなりかねません。

 

こんなどうしようもない自分ですが、この純粋な気持ちのおかげで、「おっぱい都道府県マップ」や、「女性のおっぱい盛り盛り検証」など、確かな成果を上げることができました。これは大変素晴らしいことです。

しかし最近になって、これまでの成果の根本を変えてしまう考えを、突然導いてしまったのです。

今回の記事では、このことについて語るとしましょう。

 

 

はじめに

おっぱい分布比較図

蓬莱さん VS LCラブコスメ

蓬莱さんがバストについて研究を始めたきっかけは、女性のセクシャルヘルスケアを応援する「LCラブコスメ」が、都道府県バスト地図を発表したことにありました。

LCラブコスメは、各都道府県からわずか50人程度のアンケート結果を集計し、極めてガバガバなバスト日本地図を作成してしまいました。その結果が右図です。

 

平均Dカップ以上の都道府県が10県ありますが、ここに疑問の余地があります。果たして女性のバストは本当にここまで大きくなっているのでしょうか?

また、埼玉県の平均がAで、京都と岐阜の平均がEなどという、4カップ差の超絶格差社会を見せつけています。このことについても、より一層調査のガバガバ度を表現しています。

 

この結果に対し、蓬莱さんは48万人のおっぱいデータを活用し、実データに基づいた都道府県マップを作成しました。それが左図の結果になります。

こちらはアンケートではなく「実寸」でのデータを用いていますので、信憑性はなかなか高いです。

さらに巷でよく言う「B寄りのCカップ」など、人間の細分化された認識までも取り入れた、より明確なマップとして仕上げています。

 

完全に大手企業に喧嘩をふっかけた流れになりますが、ぶっちゃけ多くの男性からは蓬莱さんのデータが近いんじゃないかという称賛の意見を得ています(特にサイズ的に)。

本当かどうかは分かりませんが、ネット上では勝ったわけです。

 

 

でも本当におっぱいは大きくなっているかも?

2016年度データ

トリンプの大きさ別のブラジャー売り上げ

しかしながら、LCラブコスメの都道府県マップには、その結果が正しいという大きな裏付けがあります。それが、上記のブラジャーの売り上げです。

 

図を見ると、最近ではCカップとDカップの売り上げが多いことが分かります。

これらのサイズのブラが購入されている事実からは、CカップとDカップの女性が世の中に多くいるということを物語っています。

このことは、LCラブコスメの都道府県マップの平均値と非常によくマッチしているのです。これは大きな裏付けになりそうですよね。

 

 

ワコールブラジャー分布

カップ別のブラジャーの種類数(トリンプ)

少し視点を変えて、商品数についても見ておきましょう。

上記のヒストグラムの通り、カップ別のブラジャーの種類についても、現在ではB~Fカップの商品が多く販売されています。

それらの大きさのブラジャーを主力に販売しているという事実。それは、世の女性はその大きさのブラジャーに適合する人が多いという裏付けになるのです。

 

 

今回の記事で検証したいこと

こういう背景もあり、蓬莱さんは今までとは逆の視点でモノを見なければならないと感じました。

いつもは女性の劇的なバストの成長について反論する立場にいましたが、今回は肯定する立場に立ってデータを見ていくことにします。

 

この記事で検討しておきたい内容は、下記の2つです。

  1. 分布の形状から考察する、現代おっぱい分布の妥当性
  2. 身長成長率から検討する、おっぱい成長率の有意性

以上2点について、さっそく見ていきましょう!

 

 

1.現代おっぱい分布の妥当性

身長の分布

男女別の身長分布

画像作成元:身長偏差値チェッカー – 統計情報リサーチ

現代おっぱい分布について検討する前に、生物形態を形作る分布について触れておきましょう。

 

一般的に生物形態の分布は、「正規分布」という釣鐘上の形になります。

その最たる例が、みなさんのよく知る身長ですね。上記の図は男女別の身長の分布を表していますが、きちんと正規分布になっています。

 

ここからが面白いのですが、足の大きさや股下の高さについても、同様に正規分布の形状になります。

驚くことに、ペニスの正常時長さ、勃起時長さについても、正規分布に近い形状になるくらいです。

ここでは画像の掲載を省きますが、興味がある人は下記のリンクで確認してみてください。

参考記事:靴についてのアンケート・ランキング – @niftyニュース

参考記事:成人男性の人体計測データ(CD) – 人間生活工学研究センター

参考記事:日本人のペニスの長さ統計 ー 男性生殖器マニア

 

 

年代別ブラジャー売り上げの比較

ブラジャーの売り上げデータヒストグラム(1980年、2016年)

生物形態が正規分布に近い形状をすることについて確認したところで、本題に入りましょう。

上記の図は、トリンプの売り上げデータについて、1980年と2016年のデータのヒストグラムを描いた図です。赤線はヒストグラムに対してフィッティングを行った理論曲線です。

きちんとヒストグラム化すると、明瞭な違いが確認できますね。

 

察しの良い方には、自分が何を言いたいかがすぐにわかると思います。

2016年のデータはきれいな正規分布を描いています。それに対し1980年のデータは、対数正規分布という左寄りの分布になっています。

おっぱいも生物形態の1つと捉えられるため、分布の形状にとしては2016年のデータは妥当であると言えます。要するに、自然な現象を示しているのは2016年ということです。

 

では、なぜ1980年のデータは、正規分布にならなかったのか? これについては記事が長くなりすぎてしまうため、後日新しい記事にて記載したいと思います。

前もって言っておくと、「バストに関する歴史的な背景」が問題になっていると考察しています。

 

※注意:1980年の赤線の理論曲線について

Aカップについてきちんとフィッティングできていないように見えますが、これはAAAカップとAAカップのデータも混じっているからだと考えています。つまり1980年のAカップの割合は、Aカップ以下の女性を表していると考えるべきです。

「もしもトリンプがAAAカップとAAカップを販売していたら、赤線くらいの割合で購入する女性たちがいた」。こう考えていただけると幸いです。

 

 

2.おっぱい成長率についての妥当性

「わずか40年でバストがそんなに大きくなるか! いい加減にしろ!」

アンチおっぱい成長の方々にとっては、こういった意見もあることでしょう。

なにせ1980年ではAカップが一番多かったのに、今ではCやDカップが一番多いのですからね。平均にして、2〜3カップくらいは成長したことになります。

多少おっぱいが成長するのに理解はできても、ここまで劇的な変化を遂げてしまえば疑いたくなる余地もあります。

 

こういった問題は、同じような事象を見つけ出して比較することで、その成長率が著しいかどうかを判断することで解決できます。

そこで、バストと同じように数十年間の間に急成長したものについて触れてみましょう。今回の場合も、みなさんに馴染みある身長が良い例となります。

 

 

身長の経年推移

平均身長の急激な変化

画像引用元:日本人の平均身長 – GROOVEWORKS

図は日本人の平均身長について、経年推移を示した図になります。

見れば一目瞭然で、男女ともにグングンと身長を伸ばしていますね。低身長好きのロリコンとしては、実に嘆かわしい傾向です。

 

女性の平均身長は、1950年から1990年の40年間で5.4cmも伸びています。

このことから、数十年単位での成長というものは、必ずしもありえないことではないことが分かります。

 

ここで早速ではありますが、身長とカップの成長の度合いを比較してみましょう。式と計算結果は以下の通りです。

式:(36年間での変化)/ 36

身長:(158.1-152.7)/ 36 = 0.150(cm)

バスト:(16.55-11.55)/ 36 = 0.139(cm)

 

期間は36年間とし、1年でどれくらい成長してきたかを計算した結果になります。

バストの計算については便宜上、Aカップを10cm、Bカップを12.5cm、Cカップを15cm……というように、代表的な値に置き換えて計算しています。

こうしてみると、”長さに関して”は同等の成長をしていると言えそうです。

 

 

成長率での視点

ここで注意したいことは、こういった分析では割合を見ることが重要であるということです。

ひまわりの身長が10cm伸びるのと、たんぽぽの身長が10cm伸びるのは、明らかに違う印象を与えますからね。

 

したがって、成長率についてもきちんと計算してみましょう。

式:(36年間での変化)/(現在の平均長さ)

身長:5.4 / 158.1 = 3.4 (%)

バスト:5.0 / 83.1 = 6.0(%)

※バストの83.1cmは、現代女性の20~39歳の平均を使用しています。

 

結論から言って、バストの成長率は身長の成長率と比べて約1.8倍ほどになりました。

的確な判断は下せませんが、これは少し成長しすぎな気もしますね。

 

一見失敗してしまったように見えますが、実はまだ1つ考えがあります。

カップサイズはトップからアンダーを引いた指標になりますので、2通りの方法でカップを大きくすることができます。以下に示してみましょう。

1・トップバストを大きくする
2・アンダーバストを小さくする

 

今までは1のみを仮定した計算でした。

つまり、「トップバストが36年前より5.0cm上昇した」という仮定があったのです。アンダーバストの変化については、何1つ目を向けていません。

それでは、2も考慮するとどうなるでしょうか。試しに、平均アンダーが2cm小さくなった、平均バストが3cm大きくなったと仮定して、計算をしてみましょう。

バスト:3.0 / 83.1 = 3.6(%)

 

あくまで仮の値ですが、身長と同じ程度の成長率まで落ち着きました。

アンダーバストが縮小しているという無理やりな仮定を入れましたが、これは近年の女性のプロポーションを考えるとおかしな話ではないと言えます。

 

BMI的には1976年から減少傾向です。そして何よりも、現代の日本女性は「プロポーションが良くなっている」と評判であります。

この点に関しては、24歳神聖童貞の蓬莱さんに立証することはできませんが、直感で正しいと信じています。

参考記事:国全体の平均BMIの推移 – ニッセイ基礎研究所

 

 

最後に

今回は、「女性のバストは大きくなっている」という立場に立ち、記事を押し進めてまいりました。

正規分布や各種統計データを活用することで、過去40年からの劇的なバストの成長は、意外と妥当であるということを示しましたね。

 

それにしても現代の女性はすごいですね。

飽食の時代に甘えずにぶくぶく太ることをせず、自分磨きを怠らない女性が多い(BMIの話)ことは、想像以上にすごいことだと思います。

彼女たちの大変な努力には、大きな敬意を表するべきですね。

 

もしもこの賛辞の言葉に少しでも好意を抱いてくれた女性がいれば、今すぐに僕のお家にいらしてその裸体を拝見させていただきたい。その上で、パイオツを舐め散らかしつつ、その柔らかさを堪能致したい。

女子中学生や女子高生たちの応募、お待ちしております。


初回公開日:2019年6月23日
初回公開日:2019年6月23日